武蔵ノめーる版
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No.10 2001.8.3 13:20
第10号
【活用事例】 『捨てる、止める、変える。−環境整備点検 後編−』
2001.08.02
 
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     声の聞こえる★VOICE☆メールマガジン
    『 武蔵 ノ めーる版 』第10号  2001/8/2
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 1≫【活用事例】 株式会社武蔵野 
    「捨てる、止める、変える。− 環境整備点検 後編 −」 
 2≫夏季休業日のお知らせ  
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◆1◆【活用事例】 株式会社武蔵野
    「「捨てる、止める、変える。− 環境整備点検 後編 −」 

株式会社武蔵野では、社長小山のボイスメールが毎日送られてきます。
出張先の北海道、アメリカ、ノルウェイ、フランス、世界中から休み無く。

私達はボイルメールを聞くことで、つい忘れがちな会社の方針や、
今起こっている問題点と、その解決策を全員で共有しています。
これは、「正しいものの見方、とらえ方」を学んでいるのです。

さて、7月の環境整備点検で、武蔵野史上最悪の37点!
(120点満点)をとったダスキン第三支店。
ブロック長の新井さん、店長の五十嵐さんが、始末書提出となりました。


■ 「形」から入って、「心」に至る。

 「形」ができるようになれば、自然と「心」がついてくる。
 茶道でも、スポーツでも、正しい「形」を習った方が上達が早い。

 正しい方法論で、うんざりする位、飽きるくらい繰り返し実行する。
 形を会得したあとで、はじめて、
 「あぁ、そうだったんだ。」と本来の意味に思い至ることがあります。

 捨てる、止める、変えるを、「形」で学ぶ場−それが環境整備なのです。
 ただ、キレイに掃除すればいい、というものではありません。


■徹底 1 − 教育とは徹底。徹底とは異常なり。−

 部下を指導する際、よくこのような言葉を聞きます。
 「あいつは何回言ってもやらない。」

 小山は、言ってもやらないのが当たり前と思っており、
 「やるまで、何度も何度も何度も、徹底して言い続ける。」
 と言っております。
 教育はある種の根気比べであり、指導者と部下の根気勝負です。

 徹底するとは、他人から「異常!」と言われる位やるということです。
 社長小山は、ボイスメールを使って徹底しています。
 もう、うんざりするほど...。(^_^;)


◎「0点でもいいです。」

 あまりの点数の悪さに、山口チーフ(新任)は反省しました。
 確かに出来ていない、と思ったからです。

 「これじゃぁ、0点でも仕方ないよなぁ...。0点でもいいです...。」
 と、つい呟いた山口。
 悪気はないことは分かっている。が、しかし。

 社長小山は、全社員一斉同報でボイスメールを入れました。
 「チーフの山口さんは、反省文ではなく始末書提出だ。
  0点だと、確実に第三支店らはA評価は出ない。
  一生懸命やっている社員に対して、あまりにも軽率な発言だ!」

 環境整備の点数は、所属するメンバー全員の評価に影響するのです。


■評価 − 評価が一つ下がるということは −

 環境整備点検の合計点は、部門別に集計し、
 人事評価、賞与、昇給に影響します。
 また、武蔵野の賞与の評点は、S(5%)・A(20%)・B (55%) ・C (15%)です。
 Sを仮に100万円とすると、A70万円、B50万円、C35万円と大差がつきます。

 上位50%は氏名と点数を、下位50%は氏名を空白にして点数のみを公表します。
 評価が一つ下がるということは、大変なことなのです。


■第三支店のアクション −すぐに、みんなでやろう!−

 新井ブロック長から、第三支店一斉同報でボイスメールが入りました。

 「次回は何が何でも満点を取るために、
  今週の土曜日を使って、みんなで環境整備をやろう!」

 7月7日(土)、第三支店にはメンバー全員が集まりました。
  ・棚(大)を2つ廃棄
  ・書類を段ボールで3箱廃棄。
  ・机11台を5台に減らしました。
  ・2部門が分かれていた居室のパーテーションを取り払い、
   同じ居室で業務することにしました。

 果たしてこの作業を通じて第三支店のメンバーは、
 形から入って心に至ることができたのでしょうか。


■徹底 2 − 教育とは徹底。徹底とは異常なり。−

 新井ブロック長は、小山にボイスメールで連絡しました。
 「日頃の管理、チェック、私の姿勢を強化して、
 満点を取れるようにして行きたいと思います。」

 社長小山は、また全社員一斉同報でボイスメールを入れました。
 転送機能で、新井さんのメールを添付して送信。
 いくぶん厳しい口調でした。
 
 「やる『つもり』ではなく、『やる』んです!
 一つひとつ丁寧に、今日はここだけと決めてやればよい。
 環境整備も、仕事も、同じことです。」

 形から入って心に至るまでには、ずいぶん時間と手間が掛かります。


■学ぶ − 全ての過程を公開して、共有する −

 部下を叱る時に、皆さんはどうしていますか?
 よく一対一で叱れと言われますが、武蔵野は違います。

 同じ社内でも拠点が違う支店になると、実情がよく分からなくなります。
 小山の全社一斉同報のボイスメールで、第三支店を確認するだけでなく、
 何が起きているか、何が問題なのかを、リアルタイムで学ぶことができました。

 もし仮に、小山が、携帯電話で直接五十嵐店長を叱ったとすると、
 その内容を上長の新井ブロック長、常務の斉藤にも連絡しなくてはならない。
 同じことを何度も言うのは面倒だし、二人三人と話していると内容が薄れます。

 武蔵野では、ボイスメールで全員に一気に公開することで、
 関係者を叱責するだけでなく、正しい仕事のやり方(形)とその心を
 教えています。

 良いこと悪いことを伝えるにも、明るくカラッと行いたいものですよね。
 みなさんの会社では如何でしょうか?


 さて、次回の点検日は8月3日(金)。
 ダスキン第三支店の結果が楽しみです。
 また、ご報告いたします。                   


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◆2◆夏季休業日のおしらせ

いつもエブリネットボイスメールご利用いただきありがとうございます。
今年度の夏季休業日は、以下の日程とさせていただきます。

夏季休業日程 : 8月12日(日)から15日(水)までの4日間

夏季休業中のお客様のご連絡に対しては、通常の休業日同様、
留守番電話にて承ります。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。



ボイスメールやFAXメールの操作について、ご不明な点があれば、
どんどんご遠慮なくお問い合わせ下さい。
どんな些細なことでも結構です。
ボイスメールで24時間受け付けております!


次回は 8月7日(火)に配信いたします。
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 『 武蔵 ノ めーる版 』 第10号 2001年8月2日
 発行元:株式会社武蔵野 ボイスメール事業部
 発行人:金子正裕  
 編集長:久保田純朗(ID/0101-4473)
 編集人:河辺美穂(ID/0101-9542)

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