998年11月20日(金) 第5日目 
 この日は市内散策。奏はスキーウェアの様な防寒着をウイーンで購入。やはり冬服や冬用の靴などは寒い国で買うに限る。こっちの服は本当に温かくて安い。奏もこれを着ていれば小雪のちらつく屋外でも全く寒がらずにご機嫌であった。

 この日はカールスプラッツの駅舎など数々の建築物を設計したオットー・ヴァーグナーの最高傑作でもある中央郵便局を見に行った。大学で建築学の助手をしている後輩の娘に「一度見てきて損は無いよ」と言われていて昨年来たのだが運悪く休日だった。この年に出直して(!)来たのだが、それだけの価値のある建物だった。おそらく世界で一番お洒落な郵便局であろう。
 
 小雪の舞う中、有名な仕掛け時計もばっちり見られたし、マリアヒルファーでショッピングを楽しんだり、市街地を堪能した一日であった。

アルトシュタット・ヴィエナの階段。奏はなぜか気に入って自分で降りたがった。

フォルクステアターの近くの通りでのスナップ。素晴らしいホテルだが地下鉄を使おうとすると駅から5分ほど歩く。バス停も3−4分かかるのが難点か。

ウイーンはバリアフリーが徹底している。地下鉄でもどこでもエスカレータかエレベータが必ず設置されている。年輩者が多いので配慮されている。

U3の駅フォルクステアターのホームで電車待ち。電車は日本と逆で右側通行なのが始めはとまどった。

有名な仕掛け時計。人形が踊り、音楽が鳴り響く。雪の中10分待った甲斐あり。

郵便曲の入ったところ。

どう見てもカフェのような郵便局の待合いスペース。後方に見えるのが受け付けカウンター。

このテーブルも単なる机ではなく凝ったデザインとなって椅子とコーディネートされている。

床はガラスタイル張り。どうみても市民ギャラリーか何かにしか見えない。

これが設計者のオットー・ヴァーグナーの肖像。エントランスから階段を上がったところの壁に設置されている。

公衆電話でJOKERの実家に電話する。実は旅行に来ていることを言っていないでいきなり「今ウイーンからなんだけど・・・」と言ったら最初は信じて貰えなかった。

小雪舞うシュテファン寺院の前にて。ここで写真を撮るのはお約束。(^_^)

有名なフィアカー(馬車)の前で。いつかは乗ってみたいな。

スーパーのBILLAで買い物をしていたら奏にねだられて交わされた犬のぬいぐるみを大事に抱えている。

マリア・ヒルファーのデパートのショーウインドウはクリスマス商戦花盛り。

アルトシュタットヴィエナのツイン。ここに3泊して最後の2泊はちょっと奮発してスイートに。

きれいでサービスが良く、ホテルのスタッフも本当に良くしてくれた。3泊目あたりからは住んでいるかのようになじんでいた。

ここは半分は居住区、半分はホテルとなっている。サービスと部屋が良い割には安いので国際的にリピーターが多く、かなり前から予約しないとなかなか取れない。