998年11月21日(土)  第6日目 
 この日はエステルハージー城があり、ハイドンの住んでいた家のあるアイゼンシュタットへ出かけていった。どこのガイドブックをみても営業日などがよく分からずとりあえずでかけてみる。すっかりお馴染みの特急のコンパートメントに乗って電車の旅を楽しむ。

 そしてアイゼンシュタットについて小洒落た町並みを延々と歩いてやっとたどりついてみると・・・なんとこの時期は閉館している。なにい〜っ!それならそうとどこかに書いておけよな!

 ちょっと腹立たしかったが、怒りをぶつける対象は他になく、仕方なく食事をしてまた電車旅を楽しむことになってしまった。
そして夜は再びクリスマス市に出かける。今回は奏もしっかり起きていてさんざん楽しんだようだ。

元鉄ちゃんもどきとしては、様々な車両が並ぶここの駅はかき立てられるものがある。

こちらの電車は日本のようにベルが鳴るわけでもなくいきなり発車するので慣れないうちは不安であった。

コンパートメントはすっかりなじんでくつろぐ奏。子連れ旅行には他人に気を遣わなくて良いコンパートメントはありがたい。

アイゼンシュタットは古い町なのだが、建物は非常にお洒落できれいなものが多い。名前はアイゼン=鉄、シュタット=都市なのだがそのイメージとはほど遠い。

エステルハージー城。し・か・し・冬の間は一回の飲食店しか営業していなかった・・・。ここまで来て・・・と思いつつ気を取り直してハイドンの住んでいた家に向かう。

ところが・・・。ハイドンが住んでいたという家もやはり閉まっていた。ふざけんな〜!やり場の無い怒りを覚えつつも記念に一枚。(^^;;

小綺麗な建物が古い石畳の両側に並ぶ様は本当に美しい町並みを演出している。

町の広場も人がまばら。寒い中、かろうじてプンシュの屋台が開いていたので、無条件で飛び込んでプンシュで身体を暖める。

アイゼンシュタットの駅庁舎。なんとなくちょっと大きめの家みたいな雰囲気のたたずまいであった。

城だの家だのはどうでも良い奏にとっては営業していようがしていまいがどうでも良いことで、乗物にのったり広いところで遊んだりするのが楽しいらしく、一日中上機嫌であった。

夜は再びクリスマス市。大きなガーリックパンと言える「ランゴス」を食べた。芝生の片隅で座って食べる様は難民の様(?9で有った。