998年11月22日(日) 第7日目
 温泉町で有名なバーデンに向かう。この町には有名な温泉がたくさんあるということで地図もろくに確認しないで出かけていった。そしてそこでスパと書かれた立派な建物発見!中に入って「温泉に入りたいのだが・・・」と言うと怪訝な顔をされながらあちこちたらい回しにされる。いい加減頭にきた頃、何か話が食い違っていることに気づく。

 よくよく話を聞くとどうやらそこは療養所で、療養に来ている人用のスパだったらしい。そりゃいきなり「温泉入れろ」と言われても困っただろうなと思いつつもやはりドイツ語を有る程度分からないとまずいと改めて実感。

 結局グランドホテル・ザウワーホフと言う高級ホテルのスパに入った。ここはこの町の最高級ホテルで非常にきれいでサービスの良いところであった。もちろん値段はそれなり(1人入浴料+施設使用料で300シリング)に取られた。が、ここもほとんど貸し切りに近い状態でたっぷり楽しむことができた。

 この日から宿泊ホテルのアルトシュタットヴィエナの部屋はスイートに変わった。ここは本当にすごかった。値段もツインの倍近くするのだが満足度は4倍以上。書斎付きの広い部屋に寝室が2つ。さらに広いバスルームがあり非常に豪華。PC繋ぐのも困らず幸か不幸か仕事もできてしまう・・・。(^^;
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 ここはぜひまた来たいホテルリストに登録決定!であった。

ホテルのスイートのリビング。この後ろには書斎、そしてソファが置かれている。左後方は小型ダイニングスペースも有り本当に広い。

仕事もできてしまう書斎デスク。この年当たりからオーストリアの通信事情も一気にレベルアップしていく。

バーデンへ向かう国鉄。カラヤンショップの前から出ている。そこから約1時間でバーデンへ。

雪が面白いらしく、冷たいのにお構いなしに雪で遊びっぱなし。

この嬉しそうな顔。雪を顔にくっつけてもきゃっきゃと笑うだけ。よっぽど楽しいらしい。

スパまで結構歩くのに頑張って一人で歩き通す。

観光案内所の前で。ここもすでに営業していなかった。シーズンオフは安くて空いている代わりにこういうリスクも大きい

オーストリアで目立つのは無人の観光案内システム。自分の希望を入れるとそれにあう場所やホテルが簡単に検索できる。

ベートーベンが第九を書いた家。レストランが立ち並ぶ町の一角に唐突に有る。

バーデンの町も新旧文化が同居する本当にきれいな町である。ウイーンからも電車一本で1時間で来やすいし便利。

メインの寝室。この隣の部屋にもう一つ寝室がある贅沢な作り

ダイニングとも言うべき食事スペース。近くのスーパーでちょっと果物やパンなどを買ってきて昼食を取るのも楽しそう。