第8日目 2001年9月29日(土)   − 2/2

●3時近くまでプールですごした後は、ワインバーに出かける。ここは地元のワインを中心に美味しいワインやリキュールがずらりと並ぶ。そして何よりも良いのはテイスティングをさせて貰えること。お勧めのワインを次々と飲ませて貰えて、しかも開いているものがないと新たに開けて貰えると言うサービスぶりだった。

●この国のサウナは、なんと男女混浴素っ裸。(^^;; 何種類のサウナの中心に大きなジャグジーバス一帯は老若男女を問わず(禁止されている子供は除いて)全て裸で歩いている!恋人や家族ならさておいて、男女混ざった友人同士のグループで泳ぎに来て、その後皆でサウナに裸で入るのは日本人には衝撃的。ある20代のグループの人たちと一緒だったのだが、「日本人は珍しい」と言われて「このホテルに日本人は来ることもあってもこのサウナにはほとんど入る人はいない」と答えたら笑っていた。隣に座っていた女性の「だってサウナなのだから裸で問題ないでしょ?」というのが感覚の違いを表していた。(^^;;

●ここは高級ホテルなのだが、ホテルの性質上バスローブで館内を歩くのは全く構わなくOK。バスローブの下に何も着ず一枚羽織るだけでサウナに行く人がほとんど。部屋番号バッチ付きのバスローブなのだが、ただしそれを紛失すると650シリング(約6000円)請求される。

私もバスタオルだけ一枚持って、バスローブ一枚はおって夜サウナに入ったのだが、閉館時間間際に帰ろうとしたら私のバスローブが無い!バスタオル一枚を腰に巻いただけの格好でサウナの担当者に言ったら「受付に行って(歩いて5分以上かかる)代わりのバドマンテル(バスローブ)をもらって来い」とのこと。「こんな格好で?」と聞いたら「良くあることなので問題ない!」

しかしさすがにその格好で受付に行く勇気は無く、迷路の様な館内を10分ほど歩いて部屋に戻って着替えて受付に向かう。途中エレベーターから出てきた70才くらいの大柄なおじいさんが「220X号室はどこだ?」と聞いてきた。ドイツ語しか分からないらしく口でこの迷路のような道を説明もできないので部屋まで案内してあげることにした。そして2200番台のフロアまで来て正確な部屋番号を聞こうと思っておじいさんのバスローブに着いている部屋番号バッチを見るとなんと「No.4210!私の部屋であった!!」

この野郎と思い「Das ist Mein badmantel!」と言うと全く悪びれた風もなく「私のは誰かが持っていってしまったので仕方なく・・・」とか言っていた。この男性は大きなレトリバー1匹と一緒に泊まっていて、部屋まで来ると「jこれから一緒にレセプションに行くけどとりあえず一杯どうだ?」と私に冷蔵庫から出したビールを勧めてくれて、なぜかそこで一緒に飲むことに。(^^;;
その後ホテルのフロントに一緒に行って二人とも新しいバスローブをもらって部屋に帰った。
昨年上野動物園で買ったペンギンのタオル地の服が気に入っていてプールではいつもこれを愛用している。

交代で美音を私がみることになって入れ替わりで泳ぎ始めた真理子。

フンデルトバッサーの作品である噴水3点。その噴水を囲むようにして通路が回廊となっている。

正門から受付に入ってくるところの建物。螺旋型に登って受付に繋がっている。

入り口前のバス停の広場から池をはさんでサウナや室内プールの建物を望む。

ワインバーのある建物。どの建物もフンデルトバッサーの特徴が強烈に現れている。

●ワインバー
気に入ったワインはどんどんテイスティングさせて貰える。そして開いているのが無いと売り物をぽんと開けてもらえる。結局開けさせたワインとリキュールは3本にも登った。(^^)

サービスで次々美味しいワインをテイスティングさせて貰えて幸せ一杯のJOKER。美音はベビースリングの中で熟睡している。(^^;;

結局ワイン2本とアプリコットリキュールの3本を購入。これも腕時計型キーでキャッシュレス。

奏はワインバーの女性バーテンにひまわりの花をもらって嬉しかったらしい。部屋に戻ってコップに水を入れて飾っていた。

レセプションの前で美音と一枚。奏も結構写真撮るのがうまくなってきている。

●夕方の散歩
この建物が私たちの泊まっていた4000番台の館。各館には名前がついていてここは「SteinHaus(石の館)と言う名前であった。2階の左から3番目と4番目の窓が泊まっていた部屋。左側が寝室、右側がリビングの広いスイートになっていた。

ホテルの敷地一帯を見下ろせる丘の上へ散歩に出かけた。敷地を取り囲むように遊歩道があって散歩にも最適。

各宿泊棟の屋上には土が敷かれ、その上に芝生や木が植えられ、あたかも山をくりぬいて作ったような雰囲気を醸し出している。

散歩中どらえもんの歌を大声で歌いながら飛び跳ねている奏。花束を作ろうと張り切って花を摘んでいた。

夕食のレストラン。となりのテーブルにもちょうど同じ年頃の男の子がいてお互い気楽であった。