●今回のウィーン巡りの目玉はできたばかりの音楽博物館(Haus der Musik)を見に行くことであった。どんなものか良く知らずに行ってみたが、想像を上回る面白さであった。1階に上がるとウィーンフィル記念館、2階が音を科学するコーナー、3階が名作曲家コーナー、4階が音で遊ぶコーナーでその上がMusium shopとなっていた。

●耳や発声を科学する展示はコンピュータやグラフィック、そして大がかりな音響設備などを駆使して飽きさせない作りになっている。
●ウィーンの名作曲家コーナーは遺品や楽譜の原稿の展示にとどまらず一歩踏み込んで遊べるものであった。アイネクライネ名はトムジークの好きなパートに好きな楽器を当てはめて演奏させるものや、ベートーベンの作曲した時の耳の聞こえ具合の比較なども面白かったが圧巻は「ウィーンフィルの指揮者にチャレンジ」コーナー。大きなスクリーンに本物のウィーンフィルが映って、チャレンジャーの指揮棒に合わせてラデッキーや、美しき青きドナウ、アイネクライネなどを演奏してくれる。そしてあまりにひどい指揮だと団員が文句を言い出してブーイングが起こり演奏終了。逆にうまく行くと立ち上がって祝福してくれる。これは音楽をやっている人ほど結構ムキになるのでぜひお試しあれ。(^o^)

●またMusiumShopは非常に充実していてお土産を買いに来るだけでもお勧め。オペラ座のアルカディアよりも私がこちらの方が好みのものがたくさんあった。
08:30 起床 15:30 買物(おもちゃ屋/BILLA/BIPA)
09:00 朝食 17:40 ショッテントーアでバーバラと待合せ
10:20 Austria航空事務所でReconfirm 18:00 バーバラと夕食(ノヴァック亭)
11:00 音楽博物館(Haus der Musik)見学 21:00 ホテル着
14:00 昼食(焼肉屋「セレナ」) 24:00 WEB作成
15:00 音楽博物館再見学 26:00 就寝
●ホテル[Altstadt Vienna](アルトシュタット・ヴィエナ)
朝食コーナー。普通のコンチネンタルブレックファストでメニューは今までに比べると多少物足りない感じだが、明るい部屋でクラシックが流れ雰囲気は非常に良い。またウェイトレスも感じが良い。地元の新聞はもちろんだが、英字新聞(ヘラルド)がおいてある。

部屋でご機嫌の奏と美音。二人で遊んで嬉しそう

●市内散歩
カールスプラッツからオーストリア航空のオフィス(ANAホテルの向かい)にリコンファームするために歩いてきて、そこから音楽博物館に向かう。前夜に小雨がぱらついて心配された天気も抜けるような青空が広がり暑いくらいであった。

 
ウィーンの日本食としては寿司バーは結構あるが、日本語表記のラーメン屋は珍しい。

●Haus der Musik(音楽博物館)見学(^_^)
新築のHaus der Musikの前で。かなり大きな真っ白の建物と青空のコントラストが素晴らしい。

胎児が子宮の中で聞こえる音を再現するコーナー。音だけでなくボディソニックを利用して振動も伝わるようになっていてさらに映像もからめて非常にリアル。

色々な音のサンプリングを聞けるコーナー。笑い声に始まりゲップや咳払い、おならの音なんていうものもある。「世界の音」コーナーの「東京:地下鉄」なんていうのは駅のアナウンスもはっきり聞こえて笑える(^^;

名作曲家フロアのハイドンのコーナー。彼の着ていた服や自筆の原稿、ピアノフォルテなどが展示されている。

アイネクライネナハトムジークの各パートに好きな楽器を割り付けて演奏させられるのが非常に面白い。タッチパネルで好きな楽器を持ってくる。演奏者の映像も楽器毎に変わるのが感心する。

オペラハウスの音場を再現して、様々なアリアを聴けるコーナー。魔笛の「夜の女王のアリア」は歌も音響も絶品。

モーツァルトの最初の作品(ケッヘル1)の自筆譜が飾られていた。

ベートーベン作曲の有名な曲を年代順に並べて彼がどう聞こえていたかを再現。だんだん耳が聞こえなくなる様子を再現。最後の第九は聞こえない。(^^;

ベートーベンが最初ナポレオンに捧げようとした第3交響曲「英雄」の直筆スコアの表紙。ナポレオンが皇帝に即位したとの知らせに激怒し彼の名前を消しているのが分かる。

ヨハン・シュトラウスの出演した演奏会のポスターが壁一面に貼られているコーナー。

絶対体験して欲しいイチ押しがこの「ウィーンフィル指揮者体験」。指揮棒をセンサーを感知して演奏のテンポが変わる。美しき青きドナウやラデッキー、アイネクライネなど数曲から選べる。やってみるとこれがなかなか難しくかなりハマること請け合い!かなり早くしても遅くしても演奏はついてくるが、あまりひどいとメンバーが文句を言い出し団員のブーイングの合唱でおしまいとなる。うまく最後まで通ると大喝采。(^_^) 実際のメンバーが演奏しているのがすごいと思う。