997年12月16日(火) 第2日目−2
 特急ICの車内のうちの1両がキッズ車両となっていることを知って、どんなものか見てみたくて、わざわざそれがついている特急に時間を合わせてのった。

 コンパートメントだけでも気兼ねがいらない分かなり有りがたかったが、子供用の車両はまさに1両まるまる子供の遊び場であった。こんなのは日本では考えられない。大きな遊具からソファや大きな人形など子供を飽きさせないサービスは本当に頭が下がる。

 その後一路シュピッタールへ。着くと気の良さそうなおじいさんが子供向けのイラストが全面にペイントされた可愛いワゴンで駅まで迎えにきてくれていた。ドイツ語しか話せず、こちらはほとんど分からなかったのだが、一生懸命説明されると分かったような気がしてくるから不思議だ。(^^;

 そしてお目当てのキンダーホテルは、こちらが想像していたより遙かに素晴らしい施設であった。

コンパートメントも貸し切りで気楽。

イスもリクライニング可はもちろん、背もたれを倒して敷き詰めると寝台状態に。

これが子供用車両のコーナー。本当に至れり尽くせり。

もと鉄っちゃんもどきのJOKERには電車旅は堪えられない楽しさ。(^_^) イスを敷き詰めると広いスペースが。寝っ転がろうが何しようが気兼ねなしにくつろげる。

キンダーホテル着。きれいな建物。サービスも質も高い。

地下にはプールやサウナがある。乳児用の浮き輪も売っていてこれが非常に良くできていた。

4ヶ月以上はベビースイミング教室を受けられる。奏もしっかり受けた。ドイツ語だろうが彼女には全く同じであった。(^_^)

ここでも日本から持ってきたお粥が大活躍。こればっかりはさすがにオーストリアでは手に入らないから。

食堂も子供用の食堂が別に用意されている。ここは9時を過ぎると大人向けのバーに変わる。

0−2歳児向けのプレイルーム。本当に色々な遊具が揃っていて大人がみていても楽しい。

日本では体験したことの無い遊具の数々に超機嫌状態で離れようとしない。

飾り付けから壁のイラストまで本当に手が込んでいる。こういう部屋がまだいくつもある。

大人向けのレストラン。子供を寝かしてゆっくり食べられるようになっている。その秘密は後にでてくる音センサー&ポケベル。

この日の夕食はチーズフォンデュだった。まさかこんな本格的なコースが出てくるとは驚きで有った。ワインも安くて美味しい。