第2日目 2002年12月16日(日)   − 2/4

 いよいよお目当てのオープンしたばかりのキンダーミュージアム。博物館や美術館がいくつもあるウィーンだが、小さい子連れとなると当然だが難しい。私たちも子供がいなかった時は美術館や博物館をせっせと回ったものだった。ところがさすがウィーンというべきなのか、キンダーミュージアムなるものが出来ると知った前回9月にウィーンに来たときはどうしてもう2ヶ月早くできなかったんだ、と残念な思いをしたものである。というわけで今回はここを訪れるのが一つの目的でもあった。

 実際には、子供向けとは言っても「ベビー」ではなく「キンダー」である。1歳成り立てほやほやの美音向けのコーナーはほとんど無かった。

 3歳以上になると様々なものを創ってみよう、描いてみようとかいくつかプログラムが用意されていた。今回は最初ということで無難なところから選んで、お話とプレイルームがセットで1時間のコースに行ってみた。

 始めにインストの人形を交えたお話があって、それから船をテーマにしたプレイルームで遊ぶというものであったが、ここが良くできていて大人がいても楽しい。思わず一緒に滑り降りたり、潜ったりしたくなる。

 奏はドイツ語はわからないのだが、後ろから真理子の解説を聴きながら参加していた。一緒に遊んだりするのはものおじしないでとけ込んでしまうのはいつものキンダーホテルで何度もオーストリアの子供達と遊んでいる経験を積んでいるたまものであろう。ここは毎年来るとその年代なりに色々楽しめそうなのでぜひまた来たい。
●KinderMusium
ここが2階にあたる。らせん状の坂をあがってくる。

操縦室でハンドルやパネルがなかなか凝っていて面白い。

ここが奏の一番気に入っていたところ。穴が空いていて降りられる。

[写真左]上から見たところ。 [写真中]下から見たところ。 [写真右]滑り降りてくるところ
ちょうど消防署のような作りになっていて滑り降りてくる。子供達はこれが面白いらしく何度もぐるっと回って上っては降りるのを繰り返した。当然私もやった・・・。(^^;

船尾部分。横は釣り遊びができるようになっている。

ロープは壁をよじ登ったりするもの。奏が顔を出しているところから抜け穴がある。→※ →※ウォーターベッドになっていてここをほふく前進で抜けていく。大人にはちょっと狭い。(^^;;

鏡で囲まれたトンネル。中を通ると自分が無限にいてなんとも不思議な気分になってくる。案の定、色々なポーズを取って遊んでいた「大人」は私だけではなかった(^^;;。大人も楽しめるくらい良くできている。

こういう細かい遊びの趣向が至る所に凝らされている。

自分がひとしきり遊ぶと今度は美音を連れていくと大張り切りの奏。(^^)

インスト2人と監督スタッフが3人ほどいた。このお兄さんがたたいているチューブは音階になっている

こういう音楽ものには燃えるJOKERが色々な曲をたたきまくっていたら、対抗して(?)真理子もチャレンジ。そして美音が面白がってずっとここで遊んでいた。

ロビーで一枚。来年はゆっくり来ていろいろなプログラムを体験してみよう。

外に出るとさっきまで晴れていたのに雪が降り出してきていてうっすら積もっていた。

U3で市庁舎まで向かう。そういえばミュージアムができて駅名も変わっていた。奏は「ウィーンの電車は自分でドア開けないといけないんだねえ」

そして到着した懐かしのRathaus。
昼間に来たのは久しぶり。